非加熱という捉えかたの違い

お客様から「非加熱ですか?」との問い合わせがここのところ続いておりましたので、少しお話をさせていただきます。

 

ミツバチの巣の中は35℃に保たれています。これは人が手を貸しているわけではなくて、ミツバチたちだけでひたむきに頑張っているからなのです。巣の出入口で羽をバタバタと空気を出し入れしているところを見かけた方もいらっしゃるかと思います。これが自然な温度環境であり、厳密に言うと温度35℃を越えた状態で熱はすでに加わっております。

 

皆さまも実感されてますでしょうが、もはや日本の夏は亜熱帯化していて気温はとても高くなります。温度管理ができる定温倉庫にでもすぐに保管しない限り、蜂蜜には十分熱が加わってしまいます。日本へ輸入する際も、船便で赤道を通過してくる蜂蜜はリーファーコンテナ(定温を維持する装置を付けたコンテナ)を使っていなければ35℃は維持できません。輸送中に何度も温度をチェックして37℃~38℃を保ちながら細心の注意を払って、蜂蜜の赤道越えの努力をしている輸入業者もいます。

 

皆様の多くが思っている疑問は、蜂蜜を作る途中で必要以上の加熱をしているか不安?ということでしょう。蜂蜜工場では瓶や缶などの容器に充填する際に少し温めます。結晶化している蜂蜜を液体状態に戻す作業が必要なのと、蜂蜜の流動性を上げて充填しやすくするためです。ご家庭にある蜂蜜がもし固まったらお風呂の温度40度+α程度でゆっくり溶かせば、蜂蜜の持つ成分を損なうことなく召し上がれます。道の駅などで養蜂家さんが売られているものは、遠心分離機でしぼった蜂蜜タンクから直接、瓶に入れているものが多いです。作業場所の気温にも注意を払い、ゴミや異物を除去するのに網(メッシュ)で濾過しています。はちみつメーカーや養蜂家は精一杯の努力をして蜂蜜を供給しています。

 

蜂蜜の保管は、直射日光を避けて冷暗所で常温保存です。15℃くらいになるとブドウ糖の多い蜂蜜は結晶化しますので、それが嫌な方は家の中でも保管する場所もよく選びましょう。私の妻は結晶化したものが好きでシャリシャリとした食感が気に入っています。シャリっとした甘さは心地良くて新食感です。

 

「非加熱」という単語がくっついていれば、自然のままで本物だという偏った見かたは、蜂蜜の選択肢を狭めてしまします。非加熱を売りにしている方に「HMFはいくつですか?」って聞いてみても良いかもしれません。言葉のプロモーションに誘導されずに、ご自身の知識と官能レベルを上げてください。私で良ければいつでもお手伝いいたします。皆さまが世界中の多くの素晴らしい蜂蜜との出会いが叶いますように心より願っております。

 

一蜂一会

 

 

私が信頼してる蜂蜜屋さん

北信濃養蜂場

「山田養蜂場」 茨城県つくば  http://hachimitsu.co.jp/

「荒武養蜂」  宮崎県高千穂  https://ja-jp.facebook.com/takemaruhoney3838/

「シタァール」 野生黒蜂蜜   https://www.e-sitar.jp/SHOP/keyword/huntinghoney

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